2006-12-11

TIME HACKS! ([著]小山龍介)

先週後半あたりから通勤の友にして、今日、読了。「IDEA HACKS! ([著]原尻淳一, 小山龍介)」の続編のような内容。今作では時間管理に焦点を当てている。

前作でもそうだが、これはマニュアル本というよりも、それぞれのhackの背景にある考え方を知ることが重要。テクニックそのものは人によって合う合わないがあるから。紹介されている方法がそのまま楽しく便利に実行できる人もいれば、肌に合わない人もいるだろう。けれど、その根底に流れるアイデアそのものは万人に共通のものだ。この「TIME HACKS!」について言えばそれは「時間の構造化」。

周囲で起きる事象に対応するだけのイベントドリブンな暮らしから抜け出し、慢性的な「忙しさ」を解消するには、自分の時間を構造化する必要がある。単純に、時間を節約し、作業の効率を上げ、有効に使うというだけじゃない。総量を把握し、リズムを作り、1週間、3ヶ月、3年、10年というフレームを設計していく。それがTIME HACKS。

話はちょっとずれるが、#73(p.179)で紹介されているIDEOという会社についての2冊の本に興味を引かれたので買ってきた。「発想する会社! ([著]トム・ケリー & ジョナサン・リットマン, [訳]鈴木主税/秀岡尚子)」と「イノベーションの達人! ([著]トム・ケリー & ジョナサン・リットマン, [訳]鈴木主税)」だ。どちらもちょっと大きくて重いので通勤の友には向かない。興味の消えないうちに読み始めるかな。

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