以下、要約のようなメモ。
第三章
- 二人ゼロ和ゲームについてのノイマンの理論は実生活には応用できなかった。
- ナッシュは「交渉問題」の研究から、多数のプレーヤーが参加するゲームにおいて、各プレーヤーの利得が最大になるような混合戦略の組が存在することを示した。
- 交渉問題
- 二人ゼロ和ゲームとちがい、交渉次第でプレーヤー全員が利益を手にする可能性がある。
- → ナッシュ均衡
- ナッシュの数学によって、ある社会状況がどのように安定するかが理解できるようになった。
- ナッシュの数学を使って、ゲーム理論学者たちはさまざまな"ゲーム"を生み出した。
- → 例: 囚人のジレンマ
ナッシュの理論によって、"協力する"組み合せが不安定であることがわかる。 - ナッシュの理論以後、ゲーム理論はさまざまな分野で使われるようになっている。
- 一番、派手に力を発揮したのが生物学の分野だった。
さらにまとめると・・・潜在的な応用の可能性はともかくとして、実用性に乏しかったそれまでのゲーム理論が、ナッシュの貢献によって実用性が開花した、と。
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