2008-12-05

10歳になったGoogle ([著]Googlerたち, [版]Official Google Blog) #8

The future of mobile -- Posted by Andy Rubin, Engineering Director (9/19/2008)

Your phone is like your trusted valet: it knows a lot about you, and won't disclose an iota of it without your OK.

ひとつ前の The intelligent cloud を補完するような内容。というか、そのより具体的な姿、ありうべきビジョンというところ。モバイル(指先に触れるモノ)だけでは実現できない。クラウド (ネットの向こう側)だけでも実現できない。けれど、この両方を合わせるとそこに未来が見えてくる。

毎日、毎週の時間割を決める。iCalに入力する。リマインダをかける。やるべきこと、やりたいことを洗い出す。RTMに入力する。日時を特定できるものはリマインダをかける(メールを飛ばす)。大事なことはリマインダをかけること。朝、起きる時間を「目覚し時計」に任せるように、日常の行動のトリガーを「システム」に任せてしまう。リマインダをうまく使えば、適切な時間に「システム」が今何をすべきなのかを教えてくれる。頭の中から追い出しておくことができる。感覚としては秘書が付いているようなもの。

ただし、今の「システム」(たとえば iPhone + ネットの向こう側のサービス)は、ヒトの秘書のように自分の代わりに予定を立てたりはしてくれない。自分で立てた予定をひとつひとつ入力しておかなければならない。Googleは言う、「近いうちに、そんなメンドウなことをしなくても良くなるよ」と。

ネット(cloud)上に保管されたメールを始めとする個人データを検索し、予定だと思われる日時を拾い出しリマインドしてくれる(「明日はパートナーの誕生日ですよ」)。今いる場所を割り出して、何をすべきかを教えてくれる(「ほら、そこのコンビニで牛乳を買っていかないと」)。

うんうん、それも良いかもね。あれこれ指図されると思うと、うっとおしい気もするけれど、代わりに覚えておいてくれて、適当な時と場所で思い出させてくれると考えれば、楽で良いよ。もっとも、あんまり甘やかされるのも問題かもな。

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