半分以上読んで放り出してあった。通勤の電車でざっと読み通した。
会議のやり方についても書いてあるけれど、それ以外の部分がおもしろい。第4章「電子メールがもたらす大きな変化」の前半でたとる"オフィスの歴史"あたりはとくにイイ。
p.89
口頭でのコミュニケーションが中心だったマネージメントの仕事の中から形式化できる部分がくくり出され、その形式的な作業を専門的にこなす中間管理職が登場してくる。さらにそれらの仕事の中で、文字を使って処理できる分野が、事務職の仕事としてくくり出された。
中間管理職とマネージメント(経営層)って、全然違う職責のものだったのだね。単に規模の違いかと思っていた。
さらに、こんなのもオモシロイ。エグゼクティブ(上記のマネージメントと同じ意味だ)に必要な能力のリスト(p.92あたり;『経営者の役割』という本からの引用だそうな)。
- コミュニケーションをスムーズにする。
- コミットメントを引き出す
- つねに組織全体を意識した目的を設定させる。
ふむふむ。わかりやすい。これならわたしでも「ボンクラな経営者」とそうでない人との区別ができる。
二度、三度、じっくりと読む気になる本だ。